職場でメモを取るにあたって、
- 使いやすいメモ帳が見つからない
- メモの取り方って合ってるの?
と悩んでいませんか?
実は、介護職のメモ帳で重要なのは「立ったまま使いやすいこと」「持ち運びしやすいこと」「確認しやすいこと」
の3つなんです。
これを気を付ければ、簡単に介護職が使いやすいメモ帳を見つけられるんです。
なぜなら、介護職は立ったままメモを取ることが多いからです。
この記事では、介護職が使いやすいメモ帳の選び方と、
ミスを減らすメモのコツを紹介していきます。
- メモ帳選びで悩むことがなくなる
- 仕事でのミスをぐんと減らすメモを取れるようになる
メモの取り方は最初は慣れないこともあるかと思いますが、
慣れてくるとすらすらと書けるようになってきます。
介護職におすすめのメモ帳の選び方
メモ帳には様々な種類があります。
- サイズ
- 素材
- 罫線のタイプ
- 綴じ方
それぞれの項目に沿って選び方を紹介します。
ポイントは「立ったまま使いやすいこと」「持ち運びしやすいこと」「確認しやすいこと」という観点です。
メモ帳のサイズ
メモ帳のサイズは、ポケットに入るくらいのミニサイズがいいです。
介護職員は常に動き回って仕事をしているから、大き過ぎないポケットサイズが丁度いいです。
それ以上だと持ち運びに不便ですし、すぐに取り出して書き込んだり確認ができないからです。
メモ帳の素材
メモ帳の素材は、表紙が厚さがある固い物がおすすめです。
防水・防滴加工をしてあるとなおいいです。
介護職では仕事中立った状態でメモを取ることが多いですよね。
なので安定して立ってメモを取るために、表紙は下敷き代わりになるようなものがおすすめです。
また、入浴介助や夏場は介護職は汗をかきやすいので、ポケットにメモ帳を入れていたらしわしわになっていたなんてこともよくあります。
防水・防滴加工がしてあると、メモ事態がしわしわになったり文字がにじむのを防げます。
メモ帳の罫線のタイプ
メモ帳の罫線は横罫タイプ・方眼罫タイプ・無地タイプがあります。
介護職におすすめなのは、横罫タイプと方眼罫タイプです。
線に揃えてメモを書き込みやすく、後から見返す時にも読みやすいです。
無地タイプは、自由に書き込める点はいいのですが、後から見直すのに読みづらいです。
メモ帳の綴じ方
メモ帳の綴じ方はリングで綴じたものと、接着剤や糸で閉じた物があります。
立ったままメモを取る機会が多い介護職には、リング綴じがおすすめです。
リング綴じは一枚ずつめくってコンパクトに書けるので、立ったままメモを取りやすいです。
他の綴じ方はノートのように開くので立ったままは書きづらいです。
半分に折って使っても、時間が経つとページが取れやすくなってしまうので使いづらいです。
おすすめのメモ帳3選
実際に私が使っておすすめなメモ帳を紹介します。
メモ帳の持ち運びに便利【ポーチ】
職場の制服がメモ帳と筆記用具をしまえる大きなポケットがあればいいのですが、ない場合はありますよね。
もしくは、送迎に出る時に大事なメモを落とさないようにチャック付きの入れ物がおすすめです。
看護師さんのナースポーチは、介護職にも非常に使いやすいです。
先輩が使っているのをみて、自分も買ってみたのですが便利で愛用しています。
メモ帳だけではなく、ロッカーの鍵やハンドクリーム、スマホ、小銭など問題なく入り収納力があります。
ショルダー型とウエストポーチ型の2WAYなので自分が使いやすい方にして使ってみてください。
介護職のミスを減らすメモのコツ
仕事のミスは主に以下に分けられます。
- 知らなくて間違えること
- 知っていたのに忘れて間違えること
- 知っていたのにすぐに思い出せずに間違えること
「知っていたのに忘れて間違えること」と「知っていたのにすぐに思い出せずに間違えること」
この、いわゆるうっかりミスをメモの活用でなくすことができます。
なぜなら、メモは自分の手で書くので記憶されやすく、メモ帳を持ち歩いていればすぐに確認もできるからです。
全部完璧に情報を自分の頭で覚えていなくても、メモから情報を引き出せるということです。
実際に仕事をしていてよくある場面で、
このぐらいは、覚えられるからメモしなくてもいいかな。
となった時に、メモを取っておかないと、
あれ?これどうするんだっけ?
あの仕事、やり忘れてて先輩がやってくれてる…!
メモを取っておけば、これを回避できます!
メモ帳は2冊用意する
メモ帳は下書き用と、自分専用のマニュアル用の2冊用意します。
そして、2冊を仕事中に持ち歩くのをおすすめします。
仕事中に、メモをする用のメモ帳です。
後から自分で読めればいいので、走り書きで素早くメモをしていきます。
メモ用紙に拘らずコピー用紙などでいいのですが、メモ帳の方が素早く書きやすいです。
下書きをまとめて、自分専用のマニュアルにするメモ帳です。
確認しやすいようにまとめます。
後から書き足せるように余白を持たせながら書いていきます。
下書き用のメモは、自分専用のマニュアル用のメモ帳にまとめた後は捨ててしまっても全然大丈夫です。
新人職員のメモのコツ
新人職員は特に覚えることが、特にメモを取ることが重要になってきます。
一日の仕事が終わってから、その日のメモをまとめて次の仕事の前に見返すのをおすすめします。
大変ですが、これで格段に仕事を覚えやすくなります!
メモに書く内容は
全体の流れと個々の介護の方法です。
全体の流れ
ルーティーン作業やそれに伴う細かい業務を書いていきます。
仕事を始めてしばらくたつと、自分が忘れやすい所が見えてくるのでそれを忘れずにメモして確認しましょう。
個々の介護方法
- 1人ずつページを設けて書いていく
→介護度が高く覚えることが多い利用者の方向け - 利用者の方がそれぞれの介助方法を一覧表にする
→主に介護度が低い利用者の方向け
それぞれの介助の必要性と、大まかな介助方法を一覧表にする
一覧表に入れる項目の例 | |
---|---|
移動介助の方法 | 自立、横について見守り、手引き歩行、歩行器使用、車いす使用 |
トイレ誘導の方法 | 自立、トイレの前まで誘導、トイレの前で待機が必要か |
排泄介助で確認すること | 中に入って見守りが必要か、ズボンと下着の上げ下ろしに介助が必要か、パットの確認は必要か |
入浴介助の方法 | 衣類の着脱の介助の度合い、髪や体を洗う時に介助は必要か、湯船への誘導方法、入浴後の処置方法 |
利用者さんをトイレ誘導するとき
この方は手引き歩行だったかな?
それとも、声をかけるだけで付き添いはいらなかったっけ?
と迷ったときには、一覧表をさっと確認して誘導することができます。
介護現場でメモを取る時の注意点
メモは非常に重要ですが、注意点もあります。
利用者の方の前で堂々とメモを取らない
さっと書く分には問題ありませんが、できれば介助が終わった後に書いた方がいいでしょう。
利用者の方が不快に感じないように、配慮を忘れないようにしましょう。
個人情報の取扱いに注意する
メモの内容は個人情報が多大に含まれています。
落としたりしないように、保管には十分に注意しましょう。
ポケットに入れたままは、結構危険です。
昼休みに出先で落とした、送迎中に落としたなどよく聞きます。
まとめ
最後に本記事の内容をまとめます。
- 介護職が使いやすいメモ帳を選ぶポイントは、
「立ったまま使いやすいこと」「持ち運びしやすいこと」「確認しやすいこと」 - メモを活用することによってうっかりミスをなくせる
- メモ帳は下書き用と、自分専用のマニュアル用の2冊を使い分けて持ち歩く
本記事を実践したら、今までメモをなんとなく取っていた方でも介護職に合ったメモ帳選ぶことができ、仕事もよりスムーズにできるようになります。
今回紹介したメモ帳は、転職先で新しい仕事を覚える時にも役立ちます!
転職についてもまとめた記事がありますので、以下の記事を読んでみてくださいね。