こんにちは!
ワーママ介護士くるまぎえりです。
デイサービスで5歳と7歳の子共を育てながら、パート勤務をしています。
介護は求人も多いし、パートで働いてみたいけど実際どうなの?
体力的にも、精神的にもキツイって聞くし…。
介護職で子持ちのパートの人はとても多いです。
これから、詳しくパートでの介護の仕事を紹介していきます。
子持ちパートが働きやすい求人条件
介護の求人はたくさんありますが、子持ちで働くには子育てに理解がある職場環境が必須です。
ずばり、この3つが子持ちパートが働きやすい介護施設の条件です。
- 中規模以上の施設で、子供の急病などで休みやすい
- 子供の状況に合わせて働ける
- 子供の年が同じくらいの、子持ちのパートや正社員が働いている
短時間勤務はできる?
施設によりますが、パート勤務なら短時間勤務は可能です。
子供が保育園や幼稚園、小学校に行ってる時間だけ。
午前中、午後のみなど。
特に午後~15時くらいまでの間が狙い目です。
午前中に入浴をする施設が殆どなので、その時間人が必要です。
同時にフルタイムやそれに近い勤務の人の休憩を取るためにも人が要ります。
求人票に書いてある時間が少し自分の希望と合わなくても、
担当者の方に相談すると柔軟に対応して貰えることも多いです。
子育てへの理解はどのくらいあるの?
介護業界は女性の比率が高いです。
一昔前までは、子供が中学生以上で子育てがひと段落ついたパートの方が多かったです。
最近ではそれだけだと手が足らず、短時間の小さい子供がいるパートでも受け入れてくれる職場が多くなってきました。
管理者には男性が多いですが、子育てに主体的な人が多く事情を組んで貰えることが多いです。
なので、管理者が子育てに世代だと働きやすさが上がります。
残業について
残業については面接の時に要確認が必要です。
職場によってパートは時間になったらすぐ帰れる、というところもあれば月に数時間の残業は当たり前、たまに突発的な残業がある、など様々です。
後は、始業時間前のどのくら前に来なければならないのかの確認もいります。
始業時間から仕事を始めたいところなのですが、30~10分前に入ってその日の準備をしなければならない風潮があります…。
何をするのかというと、自分が出勤していない時にあった利用者さんの変更点などの情報収集が主です。それ以外もその日の準備を早めに入ってするところも、結構あります。
子持ちパートにおすすめはデイサービス
介護の仕事には色々な種類の形態の施設がありますが、子持ちパートにおすすめなのはデイサービスです。
- 子育てに理解のある職場環境が整っている
- 保育園の預けられる時間内に働くことができる
- 無資格でも働くことができる
他にも、こちらもおすすめです。
家族の協力があり、早朝や夕方でも働くことができる
→早番、日勤、遅番がある特別養護老人ホームや、有料老人ホーム、老健などの入居施設
介護職員初任者研修以上の資格を持っていて、レクリエーションなどの人の前に立ってやることがどうしても苦手な場合
→訪問介護
仕事内容
どんな仕事をするの?
介護施設では正社員もパートも、高齢者の方に対する介護は殆ど同じ仕事内容です。
それ以外の高齢者の方に直接する介護ではない業務、例えば施設での年間の七夕や、クリスマスなどの年中行事の企画を正社員が担っています。
介護の仕事は大きく分けて「身体介護」と「生活援助」の二つに分けられます。
身体介助
高齢者の方の体に触れて動きの助けをすることです。
排泄介助
トイレまで高齢者の方を誘導したり、衣類の上げ下げ、オムツや尿取りパッドの交換、自分で行うのが難しい方には陰部を清潔にするお手伝いもします。
排泄に関係する全般を指します。
食事介助
飲み込む力や、噛む力、握力が低下したり、認知症の進行により食事を自分で取るのが難しくなった高齢者の方が安全に食事をとれるようにサポートをすることです。
必要に応じて口に食事を運びます。
入浴介助
自分で入浴するのが難しかったり、1人でほとんどできるが見守りが必要な高齢者の方の入浴のお手伝いをします。
衣類の脱衣の手伝いから、一緒に浴室に入って体を洗ったり髪を洗うのをその方の必要に応じてサポートします。
また、入浴後に肌に塗る薬や保湿剤、湿布などを塗ったり張ります。
移乗介助
歩くのが困難な高齢者の方に付き添って歩いたり、車いすを押して移動の手助けをします。
車いすの方は車いすからの椅子やベッドへの移動、ベッドからの起き上がりなどを行います。
働く施設によって、どの介助をするかは変わります。
どの施設に行っても、基本的に排泄介助と移乗介助はあります。
次にパート勤務で多くやるのは入浴介助です。
生活援助
高齢者の方の生活の手助けをすることです。
訪問介護を利用している高齢者の自宅に行き、これらの介助を行います。
高齢者の方が入居している施設の中でも、グループホームでは入居者の高齢者の方と一緒にこれらのことを行います。
その他
施設形態によりある場合がある
一日の高齢者の方の様子、提供した介護サービスを記録します。
パソコンやタブレットに入力する施設もありますが、まだまだ手書きのところも多いです。
レクリエーションや体操の運営・司会
高齢者の方の運動機能や認知機能の維持・向上やリフレッシュ、他者との交流を目的としてレクリエーションが訪問介護以外では行われます。
脳を刺激する脳トレやクイズ。身体を使ったゲーム形式、体操。料理や工作、手芸などの手作業形式。童謡や懐メロを歌ったり、演奏を聴く音楽形式があります。
高齢者の方の送迎
施設に通ってきている高齢者の方を、自宅から施設まで送迎します。
規模が大きい施設だと、専任のドライバーさんがいることが多いです。
施設によっては介護職員でも、運転して送迎することもあります。
運転がなくても同乗して高齢者の方の乗り降りの介助や、必要に応じて家の中まで入ってベットや椅子まで案内します。
体力的にきつい?
介護度が高い方の、トイレ介助や、移乗介助、入浴介助をする時
どんな介護度の方がいるのか、施設によって様々です。
一般的にデイサービスなど通所系の施設は介護度が低い人が多く、入居する施設では介護度が高い人が多いです。
寝たきりの状態の方のオムツ交換は1人でやることも多く、手で支えながら交換しているととても疲れます。
入浴の介助も何時間もお風呂場で入浴のお手伝いをしていると、汗がびっしょりになります。
特に夏場は服が絞れるぐらいに、汗をかき終わった後はぐったりします。
特に入浴介助が多いと、体力的にきつい
入浴介助がどのくらいあるかで、体力的にはかなり違います。
入浴介助は午前中にする施設が多いですが、人数が多いところだと午後もやっています。
入浴介助は体力を使うので、午前中だけなのか一日中なのかで随分違いがあります。
利用者に対して職員が足りずに、仕事量が多い
ギリギリの人数で回している職場も多い現状です。
一日の決まっている準備や片付けをしたいのですが、1人でトイレに行けない利用者さんが行きたいと言えばそちらを優先します。
トイレにただお連れすればいい訳ではなく、中まで案内して衣類の上げ下げ、転倒しやすい方ならずっと中に付き添う必要もあります。
このように、トイレ誘導には時間がかかることが殆どです。
利用者さんはトイレが近い方も多く、その度に残された職員で仕事をしなければなりません。
利用者さんのことはコントロールできることではないので、仕事の量に対して職員の数が足りないととても負担に感じます。
排泄物の介助ができるか心配
私も初めで介護の仕事をする時に、そこが心配でした。
しかし、やってみると案外すぐに慣れることができてびっくりしました。
要因としては介助をする方は施設を利用している方なので働いていくうちに顔なじみになり、皆さんが介助のたびにお礼を言ってくださったりされる機会が多く、それが嬉しくて慣れていったのかなと思っています。
子持ちの方は特に子供のオムツを変えるのに慣れているので、抵抗感が少なく上手な方が多いです
周りで初めて介護をする方でも、排泄物の介助が生理的に無理で辞めた方は殆ど聞いたことがありません。
私がこれまで聞いてきた辞める理由は大部分が人間関係です。次が会社の方針が合わない、給料に仕事の負担が見合わないといった理由が多いです。
認知症の方の介護はどんな感じ?
家族など身近な人に認知症の方がいないと、どのように接していいか不安に感じると思います。
介護の仕事では、認知症の方が多くいらっしゃいます。
その程度は様々ですが、大部分の方に何かしらの認知症状があります。
認知症の方だからといって、基本的に年上の高齢者の方に接する尊敬を持った丁寧な対応をするということは全く変わりません。
軽度の方は人の名前や日時、近い記憶が覚えられない思い出せない方です。
何度も同じことを聞いてこられたり、同じ話を繰り返したりします。
その時は、ご本には初めてのつもりで言っているので、何度でもこちらも初めてのように聞く姿勢で対応します。
もしくは、自分が思い出せないことに不安を訴える方もいます。
その時は、安心する声替えをしていきます。
進んでくると日常生活の動作にお手伝い必要だったり、介助が全面的に必要になってきます。
着替えや、排泄について、食べることが自分でできなくなってきます。
認知症が進んでも、感情は残ると言われています。
今自分が置かれている状況が理解できない程、認知症化が進んでいてもひどい扱いを受ければもちろん不快になるし、好きだった昔の歌を聞くと一緒に歌ったりと、穏やかな表情になられたりします。
排泄介助をしている時に私の名前なんて覚えていないけど、いつもお礼を丁寧に言って下さる方もいます。
ただ、認知症を患うと表情や感情が乏しくなる傾向があります。
その分笑って下さった時はすごく素敵で、私は高齢者の方のこの顔が元気の源だなといつも思っています。
介護パートのメリット
子供に合わせて休みが取れる
介護のパートのいい所は、子供に合わせて休みが取りやすいところです。
同じ子持ちの人が多く、また職場の人も子供がいる世代の事情に慣れていて、子育て世代に理解があるからです。
急な休みが取りやすい
子供は急な発熱や嘔吐など、たくさん予期せぬ事態がおこります。
そんな時に、休みが取りやすいです。
自分の代わりに出勤できると人は、基本的に探さなくて大丈夫です。
申し訳なさはありますが、それは社員や管理者の仕事です。
子供が小さい人を採用した時点で、それは分かっているリスクです。
厳しい言い方をしますが、代わりの人を自分に探すように強要する職場は子持ちが働きやすい職場とは言えません。
子供の体調不良で参っている時にそこまで心配しなくていいんです!
施設によっては1人休んでも、代わりに人が出てこなくてもその日いる職員で仕事が回るところもあります。
職場によって子供の長期休みに一緒に休める
数としてはそんなに多くはないのですが、夏休みなどの長期休みに丸っと休める職場もあります。
扶養内で働いている方で、長期休み以外はフルタイムに近い働き方をしている方などで稀に聞きます。
将来的に年収アップと正社員への道がある
介護業界では資格を取得すると収入が上がっていき、年齢が上がっても正社員になることができます。
保有資格 | 時給で働く非常勤の介護職の平均月収 |
保有資格なし | 107.520円 |
介護初任者研修 | 106.130円 |
実務者研修 | 120.650円 |
介護福祉士 | 125.690円 |
ケアマネジャー | 130.050円 |
資格を取得していくと、パート勤務でも時給が上がっていきます。
さらに、経験年数が増えると転職の時にも有利に働くことがあります。
子供の成長に合わせて仕事を調整しながらでも、資格を取っていけば年収を上げることができます。
私も子供が3歳と5歳の時に、働きながら介護福祉士を取得しました。
転職するときも介護初任者研修より時給も高く、待遇もいい所が選べたので努力が報われてすごく嬉しかったです。
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また、出産や育児で正社員を一度辞めてしまうと、正社員になるのは難しいですよね。
平成28年の厚生労働省「人口動態統計」によると、我が国の平均初婚年齢は夫が31.1歳、妻が29.4歳、第1子出生時の母の平均年齢が30.7歳となっており、30代は結婚・出産等の大きなライフイベントを迎える者が多い世代である。
引用:平成28年の厚生労働省 人口動態統計月報年計(概要)https://www.jinji.go.jp/hakusho/h29/1-2-01-1-3.html
このように、30台前後で出産する方が多いので子育てがある程度落ち着いてきた時は40代以降になっています。
介護業界ではこの子育てが落ち着いたタイミングの40代以降で、パートから正社員になる人が結構多いです。
もしくは、未経験でパートを始める方も同じくらい多い印象です。
子供たちが中学生に上がる前後に、私も正社員になって教育資金と老後資金を貯めたいなと思っています。
がんばるぞ~!!
未経験でも働ける求人が多い
介護の仕事では、訪問介護以外は無資格でも働くことができます。
無資格でも人柄や条件、熱意が伝われば採用をされることは難しくありません。
ただし、全くの未経験だと仕事を覚えるハードルが高いのが事実です。
なので、おすすめなのが「介護職員初任者研修」を取得してから就活活動をすることです。
資格取得支援をしている求人も多くあります。
人材育成に力を入れている施設では、資格講座の受験料を負担してくれます。
働きながら取得していく方法です。
もしくは、ハローワークの職業訓練で介護職員初任者研修を無料で受けることもできます。
求人の数多く、どこに行っても働ける
介護の求人数は、皆さんもご存じの通りとても多いです。
職場を選ばなければ、日本全国どこに行っても仕事があります。
私はこれまで3回転職してきました。
どの時も、引っ越し先でも仕事はあるだろうと安心して動くことができました。
他の職種だったら、なかなかできないことで介護職の大きなメリットだと思います。
たくさん転職をしたいわけではないですが、もし転職先の人間関係が悪かったりヤバい事業所でも他にもいっぱい事業所はあるから、無理はしすぎない。
次、次~。です!
まとめ
今回は子持ち介護パートについて解説してきました。
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